ドローン国家資格を目指す方へ、今回は学科試験に焦点を当て、学科試験の準備手順をわかりやすく解説します。
この記事では、二等資格学科試験の予約~受験までの具体的なステップを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
簡単に流れを説明すると…
- アカウントの取得
- 技能証明申請者番号の取得
- 試験申込システムの登録
- 試験日程と場所の予約
まず、国土交通省のDIPS2.0システムと日本海事協会のシステムでアカウントを作成します。DIPS2.0で技能証明申請者番号を取得するには、マイナンバーカードとカードリーダー、または運転免許証が必要です。
次に、DIPS(ドローン情報基盤システム)で技能証明申請者番号を取得します。この番号は、実技試験やその他の手続きで必要となります。法人アカウントを使用している場合は、個人アカウントも作成して番号を取得してください。
指定試験機関の試験申込システムでアカウントを登録します。このシステムを使って、受験資格の確認や学科試験の申し込みを行います。
最後に、学科試験のCBT運営会社のウェブサイトで試験日程と場所を予約します。
ここからは、上記の手順と注意点を詳しく説明していきます。
これからドローン資格取得を目指す方はぜひ参考にしてください。
CBTって何?準備と手続きのやり方をチェックしよう
CBT(Computer Based Testing)は、従来の紙による筆記試験とは異なり、PCを利用して行う試験の新しい形式です。
CBTを実施している試験であれば、受験の申し込みから試験の実施、合否通知まで、全ての工程がインターネット上で完結できることも大きな特徴です。
年間を通して自分の都合の良い時間や場所を選択することができるようになるので、今まで固定の日時で受験したり、合否判定まで日数がかかっていた負担が大幅に軽減され、より試験が受けやすくなりました。
この記事では、CBTを利用した二等無人航空機操縦士の学科試験の事前準備から手続き、試験当日の流れまで解説します。
技能証明申請者番号の発行方法(国交省DIPS2.0を使用)
ドローン国家資格の取得には、DIPS2.0アカウントの作成と技能証明申請者番号の取得が必要です。以下に、その具体的な手順を詳しく説明します。
- DIPS2.0アカウントの作成
- 技能証明申請者番号の発行
- DIPS2.0にログイン
- 技能証明申請者番号の取得
- 登録講習機関のコード入力
- 確認メールの確認
まず最初に、DIPS2.0の個人アカウントを作成します。すでにドローン機体登録ポータルサイトのアカウントをお持ちの方は、それを利用できます。
個人アカウントを必ず使用してください。企業アカウントでは受験番号を取得できません。資格は個人に紐づくためと考えられます。
アカウント取得の詳細は、国土交通省の「無人航空機操縦者技能証明等」のページをご覧ください(国交省HP>航空>航空安全>無人航空機操縦者技能証明等>申請について)
個人アカウントを作成したら、次に技能証明申請者番号の発行手続きを進めます。
作成した個人アカウントを使用してDIPS2.0にログインします。
ログイン後、画面左上にある「技能証明申請者番号の取得」をクリックし、手続きを開始します。必要な個人情報を入力し、指示に従って手続きを進めます。
実地講習を受講予定の登録講習機関のコードを入力するフォームがあります。もし受講先が未定であれば、空欄のままで進んでも問題ありません。後からでもコードを入力することが可能です。
申請が完了すると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。メール内の確認リンクを必ずクリックしてください。
詳しい内容はこちらのドローン免許の試験(無人航空機操縦士試験)を受けたいと思ってる人必見!二等学科試験の受講の仕方丸わかり!でも紹介しています!
私の場合、申請の翌日に技能証明申請者番号が発行されましたが、
マイナンバーカードが読み取れなかったため、運転免許証などの他の身分証明書を使うことをおすすめします。
一般財団法人日本海事協会「無人航空機操縦士試験」にてアカウント取得し、受験資格の確認
技能証明申請者番号を取得できたら、次のステップへ進みます。次に、日本海事協会の「無人航空機操縦士試験」ページにてアカウントを作成し、受験資格の確認申請を行います。
- 試験申込システムの利用者登録
- メールアドレスの認証
- 個人情報の登録
- 受験資格の確認
- 情報の確認と申請
まず、日本海事協会の「無人航空機操縦士試験」ページにアクセスします。
ページの右上にある「試験申込システム」をクリックし、新規登録を進めます。
この際、必ずDIPS2.0で使用したメールアドレスを使ってアカウントを作成してください。
指示に従ってメールアドレスを入力し、認証メールを送信します。その後、無人航空機操縦士試験申込システムから届くメールを確認し、認証を完了させます。
個人情報を入力し、アカウント登録を完了させます。
アカウント登録が完了しログインすると、「受験資格の確認」を行うことができます。
学科試験を予約する前に必ずこの確認を行ってください。料金は無料です。画面の指示に従って申込をクリックします。
受験資格の確認・申込画面で、DIPS2.0で取得した技能証明申請者番号を含む自身の情報が正しく表示されているか確認します。必要事項にチェックを入れて、申請を完了させます。
これで必要な手続きは完了です。
あとは学科試験の予約が開始された際に、都合の良いタイミングで学科試験を受験することができます。
学科試験の予約手順
学科試験の申し込みは、CBT運営会社の公式サイトを利用して行います。
以下に、試験日程と場所の申し込み手順を詳しく説明します。
- プロメトリックIDの作成
- 自分が受験する試験を検索する
- 試験を予約する
- 支払いについて
試験を予約するにはプロメトリックIDが必要です。初めて試験を受ける場合は、専用ページからプロメトリックIDを作成してください。同じIDを複数作成しないように注意しましょう。
まずは、プロメトリックの公式ページから受験したい試験を検索します。
試験一覧や検索ページから希望の試験を見つけてください。
専用ページで希望する試験の日時や試験会場を選択し、予約を行います。試験会場や座席の状況を事前に確認しておくことをお勧めします。
個人情報が表示されるので、内容を確認して問題がなければ「予約手続きを進める」をクリックして、予約していきます。
利用規約が表示されるので、よく読み、「同意して次に進む」をクリックします。
試験科目を選択します。クリックすると複数の選択肢が表示されるので自分が希望する試験を選びます。
次の地域選択画面で、自分が希望する試験実施地域と時間を選びます。
下にスクロールすると、試験実施場所と開始時間が表示されているので、希望の時間に空室があるかを確認して予約します。
受験料の支払いには、さまざまな方法があります。クレジットカード、コンビニ支払い、Pay-easy、QRコード決済、受験チケットなど、自分に合った方法を選んでください。
試験手続きを正確に理解し、スムーズな受験を目指しましょう。詳細な手順や注意事項については、試験専用ページをご確認ください。
当日の試験会場の雰囲気
当日の試験会場の雰囲気はどんな感じ?
いざ、試験当日!会場には試験開始15分前に到着できるように余裕を持って移動しましょう。
15分前から受付と試験に関する説明があるので、必ず15分前には会場に到着していましょう。
受付をしたら、ロッカーの鍵をもらって、手荷物をすべてロッカーに預けましょう。
筆記用具は会場で用意されているものを使用するので、自分のものは使用できません。
受験票をもらい、CBT試験について説明を受けたら受験票に書いてある番号に従って、座席まで向かいましょう。
自分の番号の座席についたら、試験の説明文をよく読み、試験開始です。
試験を開始したら、試験時間内ギリギリまで頑張りましょう!
ドローン国家資格の取得には多くの手続きが必要ですが、この記事では二等無人航空機操縦士の学科試験に必要な準備手順を詳しく解説しました。具体的な手順や注意点を理解し、スムーズに受験準備を進めましょう。ドローン資格取得を目指す方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
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