
みなさん、ドローン国家資格eラーニングとドローン操縦士合格の教科書(書籍)でお馴染みのちばまゆです!今回はなんと免許に対応したドローンが登場したお話しです!免許に対応したドローンが出たと言っても、何が申請いらないの?と疑問に思った、ぶっちゃけよくわからないなと思った方向けに説明していきたいと思います。
認証が適用されるのは認証取得後に生産されて型式名(DJI Model DJI Mini 4 Pro)、型式認証書番号(No. 6)を機体に表示された、型式認証取得済み機体が対象です。なので、現在流通しているMini 4 Proの機体は、型式認証の対象外となる場合がありますので気をつけてくださいね。
今回の内容はこちら
- 国土交通大臣よりカメラドローン「DJI Mini 4 Pro」第二種型式認証の取得
- 国家資格はあるけどドローンの手続きは何が必要なの?
- ドローンの型式認証と機体認証って?
- ドローンの対応する特定飛行が何か?
- 申請が必要ないのはどのドローンの飛行か?
- 申請がいるドローン「DJI Mini 4 Pro」の飛行がある?
- カメラドローン「DJI Mini 4 Pro」の購入検討している方
国土交通大臣よりカメラドローン「DJI Mini 4 Pro」第二種型式認証の取得
2025年5月23日にカメラドローン「DJI Mini 4 Pro」が第二種型式認証を取得したと国土交通省のページに発表がありました。
一般的にみなさんが使用する可能性が高いドローンで型式認証を取得したドローンは、この機種が初めて!(4 kg未満の型式認証取得機種)ということでとても話題になっています。
カメラドローン「DJI Mini 4 Pro」は型式認証でどうなった?
まずまとめてざっと伝えると以下の通りです!
※1 この資料では、第二種機体認証(第三者上空を飛行する「カテゴリーIII」飛行は実施できません)のことを指します。
※2 機種毎に対応する特定飛行は異なりますが、DJI製の型式認証機種は現状4種類全てに対応しています。 夜間飛行・目視外飛行の場合は、操縦者が保有する無人航空機操縦者技能証明の該当する限定事項解除が必要です。
引用:DJIより
これによって、国家資格の二等操縦者技能証明を取得するという方もまた増えてくるのではないかなと、なっていますが、実際に第二種型式認証を取得したと言っても、ドローンを使用するときに何もせず飛行できるわけではないので、しっかりその内容を確認しておきましょう!
国家資格はあるけどドローンの手続きは何が必要なの?
型式認証のドローンを飛行させるのに、そのままではダメなんですよ、機体認証という手続きが必要になります!ここでは流れを順番に記載していきます。
機体登録は大体15分くらいで申請の入力は完了、承認は最短1日となってます。アカウントの登録がまだの方は、アカウント登録からなので、時間に余裕を持って進めましょう。
- 機体登録とリモートID書き込みをやる!
- ドローン情報基盤システム(DIPS2.0)で機体認証を申請する!
ここから1ヶ月以内に次の手続きを! - 日本海事協会へ検査申し込みと手数料の納入をする!
検査期間の希望は「日本海事協会」を選択! - 検査合格後、国土交通省が機体認証書を発行する!
- 人口集中地区(DID)での飛行
- 夜間の飛行
- 目視外の飛行
- 人または物件との距離が30m未満の飛行
- イベント上空の飛行
国土交通省 機体登録についてはこちらから!
国土交通省 機体登録について(無人航空機登録ポータルサイト)
DJIからの資料はこちら
DJI 登録及びリモートID書き込みの詳細については、以下のQRコード(DJI公式)へアクセス
ドローンの型式認証と機体認証って?
ここでちょっとおさらいしておきたいことの一つが、型式認証と機体認証をしっかりと理解しておきましょう。
型式認証とは、国が定めた安全基準に適合していることを、型(モデル)単位で認証する制度のことで、これはドローンのメーカーが行う手続きです。今回DJI Mini 4 Proはこの「第二種型式認証」を取得しました。
機体認証とは、飛行に使う個々の機体が安全基準に適合しているかを確認する制度のことで、これは使用する人が行う手続きのこと。型式認証を取得しているドローンを使用するときに使用する人が手続きをします。
なので、今回ドローンを飛行させるみなさんが必要な手続きは、機体認証となります!
ドローンDJI Mini 4 Proの対応する特定飛行が何か?
「特定飛行(とくていひこう)」とは、航空法で定められた飛行のことで、リスクが高く、安全対策が必要なドローンの飛行形態のことをいいます。特定飛行を行う場合、原則として国土交通省への申請と許可・承認が必要になります。というのがあったと思います。
今回の「型式認証を取得している無人航空機一覧」に記載があるDJI Mini 4 Proのところには、下記の飛行禁止空域の飛行、飛行の方法の記載があります。
全部の飛行に対して、申請が不要なわけではないので注意が必要です!
申請が必要ないのはどのドローンの飛行か?
ここで、国土交通省のサイトにある、飛行カテゴリー決定のフロー図をよく見ていきましょう。
ドローンを飛行させる際に申請が不要な飛行は、順番に見ていくと、この赤い枠の部分が、第二種機体認証以上および二等操縦者技能証明以上を有するがYES(はい)でカテゴリーⅡの許可・承認申請が不要な飛行となっています!
この部分が申請の必要がない飛行となるわけです。
申請がいるドローン「DJI Mini 4 Pro」の飛行がある?
ではでは、第二種機体認証および二等操縦者技能証明があっても許可・承認申請が必要なものというのはどんな飛行なのでしょうか。
飛行カテゴリー決定のフロー図をもう一度見ていきましょう。赤枠に該当する項目がカテゴリーⅡの許可・承認申請が必要な飛行となっています!今回のDJI Mini 4 Proで記載があった内容を再度確認していくと5.イベント上空の飛行(この図で言うと、赤枠中の3番目「催し場所上空」です)という項目がありました。
5.イベント上空の飛行はこの飛行カテゴリー決定のフロー図で確認した通り、許可・承認申請が必要な飛行となっているため、申請をしなければいけないということを覚えておいてください。
今まで個別で申請していた内容を覚えている方は、そのときに個別で申請が必要だったものは、ドローンを飛ばすときにはやはり個別の申請が必要ということがわかると思います。
カメラドローン「DJI Mini 4 Pro」の購入検討している方
今回「DJI Mini 4 Pro」が第二種型式認証を取得したので、購入を検討しているかたも多いと思いますが、DJI JAPAN 株式会社のリリースにあるように、
現在出荷済みのDJI Mini 4 Proに関しましては、制度上、型式認証取得済み機体にはなりません。認証取得後に生産され、型式名(DJI Model DJI Mini 4 Pro)及び型式認証書番号(No. 6)を機体に表示したものが型式認証取得済み機体となります。型式認証取得済み機体の販売開始時期は、6月中を予定しています。
となっています。そのため購入タイミングはもう少し後が良いです!
華飛でも購入に関してのご相談も受付ていますので、お気軽にご連絡ください。下記のフォームからDJI Mini 4 Pro購入についてとご連絡ください!