ドローンと殺陣!面白くならないわけがない

集合写真
パラレルワーカーとしてドローンパイロットやアプリ開発のプロジェクトマネージャー、youtubeの子供向け番組のお姉さんまでこなす、好きを仕事にしているちばまゆです。

今回は世界初かもしれない!?ドローンと殺陣(たて)のコラボレーションが実現しました。みなさん、殺陣は知ってますか?

殺陣とは…
演劇・映画・テレビドラマで俳優が格闘シーン時に素手素足もしくは武器を用いた演技。殺陣(たて)は主に時代劇に用いる。

時代劇などで一度は目にしたことがある、チャンバラのことです。
先日8月10日、11日に行われた殺陣祭というイベントで、役者さんが刀を持ってドローンと戦うシーンを一緒に考えておこないました。

殺陣祭というイベントはどんなイベント?

殺陣祭

殺陣祭とは、様々な流派の集団が垣根を越えて一堂に集結し、日頃の鍛錬の成果を老若男女問わず多くのお客様に観て頂くことで、後世に大切な日本文化や心を残していくとともに、演者には目標を持つことによりさらに“芸”を高見へと昇華してもらう為の、新感覚エンターテイメントイベントです。

「新感覚のエンターテインメントイベント」というドローンにはぴったりなイベントだったのです!

とにかくうまいパイロットは誰?!使用したドローンは何か?

マイクロドローンパイロット甲斐さん

舞台上で距離感がわかりにくい中、立ち回りに合わせ飛行の演技をしてくれたのは、コントロール抜群のマイクロドローンパイロット甲斐 公輝さんです。普段はマイクロドローンを使用したPV撮影や、サーフィンをしている人の撮影もしています。(ちなみに甲斐さん自身もサーフィンができるそうです。)

少し前の華飛のドローン★チャレンジイベントでも、イベント会場の様子を撮影していただきました。

その様子はこちらからドローン★チャレンジイベント

今まで、チャレンジしたことがない話を快く引き受けていただき、本当にありがとうございます。

マイクロドローン
殺陣祭で使用したドローンはこちらです!
本番機にはBetaFPV75HD(予備機としてBetaFPV85X)を使用しています。今回のイベント用にドローンにLEDをつけて、舞台から離れた奥のお客さんからもよく見えるようにしてくれました。

ドローン対殺陣役者の対決の結果は?

対決の時間はおよそ1分半ぐらいで、ドローンも演技をしました。
シーンの始まりにボス役の役者さんが登場して、手下を呼ぶかのように「いけ!」と合図があり、そこへなんとドローンが登場しました。

お客さん一同、ざわざわとした後に、大笑い!(これは大成功!と役者さんも関係者もにんまりでした。)ドローンを見て、相手役の役者さんは「ええっ?!」と驚いた表情で始まります。

殺陣とドローン
しかし、敵なので戦うしかありません。必死に剣を振ってドローンと戦います!
スピードが早いドローンに逃げられてしまい、くるっと回って、ドローンが足元をひゅっと通り抜けた瞬間に役者さんは足をすくわれて転んでしまいます。

急いで起き上がり、意識を集中して…!!

ドローン最後のシーン
見事!ドローンが切られ、床に落ち、地面を這ってドローンは逃げて行きました。
と、こんな流れだったのです。映像でお見せできないのが悔しいです!
(ちなみにドローンは本当に切られてはいなくて、お客さんから見たときに切られたように見える演技をしています!ドローンも役者さんもすごいです。)

新しいことや可能性を広げる取り組みにこれからもチャレンジします。
一緒に取り組む人や関係者の皆さんとお客さんを含め、みんなで楽しむことができました。演者だけではなく観客まで一体となって楽しめるものはなかなかないので、とても良かったと思います。

「こんなことできるのかな?」という相談から始まり、どんな形で実現可能なのか、稽古を行い、安全面にも注意して考えてここまでたどり着きました。

さらに殺陣と新たな可能性も広がりました。エンターテインメントへの活用をはじめ、みんなが笑顔になることの可能性を見つけてこれからも取り組んで行きたいと思います。
ぜひ、「こんなことできないかな?」と思っている方がいましたらお気軽にご連絡ください!みんなで楽しめることにチャレンジしていきます!

<今回共演した役者さんと思誠館道場について>

倭文 俊(しどり しゅん)さん
フリーの役者・殺陣師として活動しつつ、殺陣の師匠からの仕事で商業演劇や映像などの現場を多数踏み、その後縁があり歌舞伎役者「坂東橘助」(ばんどうきつすけ)となって約3年間歌舞伎の舞台に立ち続け、国立劇場特別賞を二度受賞、現在は歌舞伎の世界を抜け、自分の殺陣道場を開催しようと活動中。

思誠館道場とは…
山本常文が2005年に立ち上げた時代殺陣の道場。
女性による殺陣・アクションが増える昨今、本来の殺陣の形である男性的な力強いリアルな殺陣ではなく、女性の持つ柔らかく美しい曲線の動きを、舞をイメージした殺陣で、リアルだけど美しさを表現することを思誠館道場では追求しています。

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