開発案件のお話をすることが少ないですが、PM業務も行っているちばまゆです。
知り合うタイミングによってドローンの人、WEB制作の人、イベントの人などやってますが、その中の一つにPM(プロジェクトマネージャー)のお仕事があります。昔からなんでもや的な部分が多いので、自身がやっているPM関連の業務に関して、言語化することにしました。
今回はIT全般のプロジェクトでいわれるPM(プロジェクトマネージャー)のお話です。
具体的にいうと
・WEBサービス
・ゲーム
・アプリ
・ECサイト
などのプロジェクトです。
最近PM(プロジェクトマネージャー)の需要が高まっている印象ですが、開発の種類や規模によっても変動するPMの仕事内容。どんなPMが求められているか、PMの役割や私自身が受けている具体的な事例もお伝えしていきます。
・PM(プロジェクトマネージャー)とは?
・PMとPM(プロダクトマネージャー)の違い
・PMとディレクターの違い
・PMに求められる7つの能力
・特化スキルでPM力にプラスの価値が生まれる
・計画通りにいかない…そこからなんとかするのもPM力
PM(プロジェクトマネージャー)とは?
プロジェクトマネージャーと検索して出てくる説明は、プロジェクトの運営、品質、納期等に責任を持ち、プロジェクトを円滑に推進させる役割を果たすプロジェクト管理者のこと。よくよく考えると、業務範囲がひろい。1人ですべての業務を行うことは大変なので、特化したPMの仕事もあります。
PMとPM(プロダクトマネージャー)の違い
PMとあってもプロダクトマネージャーということもあります。PdMと書かれることもあります。PdMは、サービス開発などで販売から立案、実行、決定する責任者のことです。案件によってプロジェクト管理まで行うので両方を含めてPM(プロジェクトマネージャー)になることも多い気がします。
PMとディレクターの違い
ディレクターとは、全体の進行管理や人材管理まで行い、PMと同じ業務が多いです。主にソフトウェアやWEBサイト制作の業界ではPMではなく、ディレクターと呼ばれます。規模が小さいものや、より制作現場に近い業務を担当する場合にディレクターと呼ばれることが多いようです。私自身はWEB制作も行っているので、ディレクターと呼ばれることもあります。
実際の業務は開発、WEB制作でもあまり変わりがなく、進行管理から人材管理、クライアントと内容を作る部分もおこないます。
ジャンルや規模感によって名称が変わることが多いですが、プロジェクトマネージャーもプロダクトマネージャーもディレクターも進行管理からマネジメント、予算管理などの内容は同じことが多いです。
PMに求められる能力7つの能力
プロジェクトを円滑に完了するまで進行していくにはさまざまな能力が必要になります。
クライアントや開発メンバーなど人に対することや、計画を考える、スケジュール管理、開発業務の知識まで幅が広いです。私自身が特に感じている必要な能力をまとめました。
まずはこの3つの能力!コミュニケーション能力・理解力・提案力
まず対話から始まるため、クライアントとのコミュニケーションが大切です。相手の依頼内容を深く理解して、何ができるか、相手が目指す目的を達成するために一緒に取り組めるイメージを伝えるためにとても重要な能力です。
プロジェクトを進める重要な能力!調整力・予測力
私の場合は特にこの部分によって仕事が成立することが多いです。新規サービスを作るなど何かを始めるときは、見える部分と見えない部分もたくさんあります。そのため、さまざまな状況を考え予測していきます。
また人やスケジュールの調整も同時に行わなければいけないことの一つです。納期は決まっているけれど、追加作業がありメンバーが不足している、など状況は常に変わっていきます。その時に何を優先にして何を調整していくのか、という判断を早いタイミングで行ってさまざまな調整をして合意をとっていきます。
成果を出す、目標達成には必須の能力!決断力・実行力
そして何よりも目的に対する流れを作るのもPMの仕事の一つです。そのために現時点でベストな選択をして、常に進めていかなければいけません。時にはクライアントに説明して状況を理解してもらったり、チームメンバーの状況を把握して、作業内容を調整しなければならないこともあります。この時は決断した理由をしっかり双方に説明して、進行していかないと誰も話を聞いてくれなくなってしまうので、それぞれが理解できるように話をする必要があります。
特化スキルでPM力にプラスの価値が生まれる
基本的な能力はどんな現場にも必要になる可能性が高いですが、それ以外に特化したスキルを持っていると強みになります。
例えば、私の場合はUIUX、デザインに特化したPMのお仕事を受けることがよくあります。システム開発は進んでいるが、デザインとの調整がうまくいっていない、作り始めたものの動きを考えられたUIになっていなかったのでなんとかしたい、などがあります。
そんな時に現状を把握して、システム側と連携をとり、UIやデザインの調整を行う計画を立てていきます。また華飛メンバーにはUIデザイナーもいますので、実作業でフォローが必要な部分も一緒におこなうことができます。
WEBサービスでは、デザイン調整から実際のソースの制作(htmlやCSS)部分まで対応できるため、エンジニア側の工数を軽減できます。CSSは得意でない場合もあるため、こちらでカバーできるメリットも非常に大きいと感じでます。
そして、運用があるサービスのPMも得意な分野の一つです。
今はほとんどが開発して終わりではなく、運用を見据えて作る必要があります。実際にサービスがスタートしたら、こんなことが起こる、こんなデータをとっておかないと、など先に考えておく必要があり、先に対応できると、その後の運用工数はすごく変わります。
例えば、ユーザーが登録するサービスがありますが、登録ユーザーが離脱しているポイントを知りたくても、確認できるように管理ページを設計しておかないと、調査に時間がかかります。サービスを継続していく上で必要な情報を取得できるように設計しておけば安心です。
この知識はゲーム開発経験からのものになります。ユーザーの状況をいち早く確認し、先に管理ページでデータを取得できるようにしておきます。何か一つ調査するたびにエンジニアに依頼しなければならない、なんて風になるとエンジニアの工数は増える一方です。
ましてやサービス開始時はバグも出てそれどころではない!と言われてしまうことも。そのため、事前に対応できるよう計画を作り開発しておく部分で力が発揮できます。
計画通りにいかない…そこからなんとかするのもPMの力
というわけで、開発のジャンルや状況によって課題は常に出てきます。仕様検討時、最初の段階はいける!大丈夫!という時でも、半ばから、あれ…?ということもあります。そんな時こそお手伝いできると思っていますので、お気軽に相談いただければ嬉しいです。
開発の最初からご依頼いただけるのが嬉しいですが、社内にもPMがいたりなど体制面は十分なこともあると思います。そのため社内PMの教育含みのサポートも可能です。課題があったその時に対応できる人を探すのも大変です。そんな時にもぜひ思い出してください(笑)
炎上いや、なんとなくこのままじゃ…という匂いがし始めたら相談する時です。炎上してしまっても大丈夫、火を消す計画を立てるのもPMのお仕事の一つ。私は結構あります(笑)そんな状況になる時もあるので、その時から何ができるのかを見据えてご一緒できればきっと鎮火しますし、なんとかなります。
状況が良くない時は、過去の問題点をみんなで掘り返してしまって犯人探しを延々続けたり、誰かのせいにしたり…。ということが起こります。そんな時こそ、原因は一旦確認して何ができるか?と前向きにみんなで進んでいける、そんな現場チームを作っていくことにしています。みんな楽しく仕事したいですからね。
華飛のお仕事内容はこちら
プロジェクトマネージャのお仕事からドローン撮影、WEB制作、映像制作、イベント企画まで幅広くやっています。事例はこちらからご確認ください。